◇あらまし
『絶対、弔ってくれよな』
小さな約束を交わした戦友は、そう言ってこと切れた。タイハクが従事した作戦では、ただ一人を除いて部隊は全滅したという。タイハクが生き残ったことを、月だけが知っていた。
果てなき砂丘が広がる、月女神に愛された土地イロート。そんな土地の片田舎で暮らす青年タイハクは、記憶喪失の少女オウと出会う。居候先の夫婦とともに平穏な暮らしを送っていたタイハクたちだったが、突如『望月』を名乗る魔女に襲撃されてしまう。魔女はタイハクが月女神を殺そうとした大罪人であったことを明かし、大人しく投降するよう促すのだった。
要求を蹴り逃亡生活を再開するタイハクに、オウは静かに己の目的を明かす。
「私も月を墜としにきたの」
青年はかつて果たせなかった約束を果たすため、少女は月女神を殺すために旅に出る。
◇本編(小説・執筆中)
飼育神の棲まう国(小説家になろう/3日に一話投稿)
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◇登場人物
◇イラスト類
◇用語設定集
〇イロート
東の果てにある小国。国土に広大な砂丘を持つ。かつては小国ながらも強靭な国として名を馳せていたが、今は見る影もない。漁業が盛んで、海産物の種類が豊富。反面砂丘があるためか農業生産は細くなる一方。山に囲われた地形のためか固有種の馬や、サンドワームなど特徴的な生物が多く生息している。







